五味さんは朝日ヶ丘の景観活動にも熱心でいつも率先して行動されています。「朝日ヶ丘は住み易いと言われています。他の地域と比べると柔軟性があり、新住民を素直に受け入れ和やかに暮らしていけます。現在の景観活動を見ると昔、開拓者がサイロを作る時、皆で助け合ったという延長線を感じる気がします。」とお話して下さいました。 奥様の菜穂子さんは長野県岡谷市出身。博さんが茅野のレストラン店長時代にお客様として知り合い結婚され今年25年になります。趣味は小学生時代から続いている読書との事。ご主人を支え四半世紀、ご苦労もあったと思いますが「清里が織りなす四季をお客様と共有しています。送迎で行きは八ヶ岳、帰りは富士山を見ますが、毎日が新鮮で感動を得ます、ここに住んで本当に良かったと思っています」とお話を伺いました。 引き続き五味さんのお母様からお話を伺いました。当地には昭和30年頃、継承入植として入りました。(継承とは前任者「離脱者」の土地、借金を継承して入植したという意味)まだ開墾されていない荒地からの始まりでした。当初はまだ電気も無くランプを灯し、水道もありませんでしたが幸い敷地に井戸があり、つるべを落として水を汲み上げる作業は冬場はとても厳しいものだったそうです。収入がなかなか安定しないので、ご主人は近くの農場へ勤めていました。必然と主な仕事は奥さんとなり5〜6頭の牛の搾乳から牛乳の出荷までこなしたそうです。また地域の役員も兼務して4人の子供を育てながら苦労の連続だったそうです。今は大勢のお孫さん曾孫さんに囲まれ、とても幸せとのこと。最近はテレビが友達で料理番組を観ては気に入ったら直ぐ同じ物を作ったり、旅番組を観ては嫁いだ娘さんと旅行したり、政治ニュースもお気に入りだそうです。80代半ばなのに耳も目も良く元気さに感心しました。お母さんはお花が大好きで家の周りは勿論、冬でも部屋の中には花を絶やさないようにしているそうです。「香りのある花は脳に良い、明るい花は目に良い、花は私にとって心のビタミン」と話された言葉がとても印象的でした。2010.5.23(H22)取材。 追記※バーベキュー美味小舎。木工細工の木遊び舎。ドックラン。ポニー牧場。農園。レストラン、ル・マリアージュ。(コート・ドゥ・ヴェールとはフランス語で緑の丘という意味。)オンシーズンのスタッフは約25名。毎年夏季にはフランス人の留学生も受け入れ賑やかである。博さんは1999年に「燻製・週末が待ち遠しい」という本を出版。地産地消をテーマにした料理講習会の講師にも招かれ公私とも多忙である。 ※イベントの写真は毎年6月に開催されている「山梨ワイン祭り」ホテルオーベルジュ特設会場にて。
(2009年7月4日取材)
※追記;戦後、高度経済成長と学校給食に代表される洋風化により、牛乳、乳製品の消費は急速に拡大しました、しかし昭和38年をピーク時に417,600戸あった酪農家は平成18年には26,600戸と16分の1迄減少しています。