
ここ清里朝日ケ丘と言えば「牧場通り」と言うように、一頃より酪農を営んでいる方は減ってしまったとはいえ、清里高原と酪農は切っても切り離せません。開拓でこの地に入った方々は酪農で生業をたてながら清里の歴史を盛り上げてきました。牧場、採草地は清里高原の大切な景観であり、重要な自然風景を織りなしています。ここに暮らす住民も清里高原を訪れる旅人もこの一面緑の牧歌的風景がどんなに心を癒してくれていることでしょう。
その採草地で年に三〜四回牛や馬達のご馳走を刈る光景は高原ならでは。牧草を刈って天日に何日か干し、それを集めて固める仕事は酪農家とお天道さまとの読み合いです。とくに梅雨時には梅雨の合間を見て牧草を乾いたまま取り込む為、深夜までトラクターの音が高原に響き渡ることもあります。

そのトラクターは米国製JOHN DEERE社製、とても清里高原にお似合いです。

さて、高原の牧草地にビニールに包まれた大きな太鼓のようなものをよく目にすることと思います。時には観光用に雪だるまやサンタさんに変装しているものもありますが。この中は勿論牛やお馬さんのご馳走が入っているのですよ。ではどうやってあのような大きな太鼓を包み込むのでしょう。
大きなご馳走の太鼓ができ上がるまでをご紹介しましょう。

高原の遅い春を迎えてから春を待ち望んでいた植物達は一気に元気になります。四月下旬に青々となり始めた牧草は6月初めに最初の刈り取りを行います。一番刈りです。まずは牧草の刈り取りです。刈り取った牧草はそのまま採草地で何日か天日で干します。これは決して虎刈りではありませんよ、お洒落なボーダー模様と呼んで下さいね。

さて、このJOHN DEEREには大きなトレーラーがついてきますね。

やはり乾いた牧草をかき集め大きなトレーラーからごろんと出てくる姿は、あ、太鼓だ!
みごとに真ん丸い牧草の太鼓の出来上がりです。

「働く乗り物」好きにはたまらないですね!
JOHN DEEREが二台で働く姿はまるで高原に生きる
可愛い動物のようです


こんどのJOHN DEEREは変わった道具が後ろに付いていますね。

牧草の太鼓をひょいと載せたら大きな白いラップでぐるぐると巻き始めました。ラップを取り付けたアームが牧草太鼓の回りを人工衛星のようにぐるんぐるん。それに合わせて牧草太鼓を支えている腕の上で牧草太鼓を少しづつ回しながら。包帯を巻かれているみたいですね。

あっという間に一丁上がり〜

JOHN DEEREは「さあ、次はどの太鼓だ?」と
牧草地を縦横無尽に動き回り牧草地は一面大きな太鼓だらけになります。
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